なんだ…ホラーじゃないのか…と、ホラー映画ファンならずとも、ガッカリされた映画通の方は少なくないかも…
…しれませんが、監督デビュー作「ヘレディタリィ」(2018年)と、ブラック・ウィドウのフローレンス・ピューが主演した白夜の恐怖の「ミッドソマー」(2019年)の共に異色のホラー映画が高評されて、カルト人気を博したアリー・アスター監督が、ホアキン・フェニックスを主演にした…
Trailer : Beau Is Afraid
「ディサポイントメント・ブールバード」、つまり期待ハズレの「ガッカリ大通り」の期待ハズレのタイトルを、「ボー・イズ・アフレイド」、つまり坊さん…じゃなくて、「ボーさんは怖がっている」に改めたコメディ映画の予告編を、前述の両ホラーから続けて、アスター監督と組んだ製作・配給の A24 が初公開してくれました…!!
アリー・アスター監督が、上映時間が約4時間にもおよぶスケールの大きな悪夢を描いたコメディ映画に仕上がる可能性をほのめかしていた「ボーさんは怖がっている」が、最終的にどれぐらいの長さにまとめられたのか?!、実際の上映時間はまだ明らかにされていませんが、物語の内容としては…、
ホアキン・フェニックスが演じる “ 史上最も大成功した起業家 ” のボーは父親を知らず、高飛車のヒステリックな母親の女手ひとつで育てられたことで、いつも心に不安を抱えている心配性の人物…とのことで、そのボーが恐れている神経質的なお母さんを訪ねる帰郷の旅が、超自然的な脅威をはらんだものへと発展していくそうですから、ホラーの要素はなくもなさそうです…!!
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アリー・アスター監督の新作だけに期待は寄せたいものの、北米では今春4月21日から限定公開の封切り!!ということは、翌5月の16日に開幕する第76回 カンヌ国際映画祭での初公開のプレミア上映ではありませんから、どの映画祭にも参加しないまま、世に送り出されるのか…と受けとめると、あまり大きな期待は抱かないほうがよいのかもしれません…?!、もとのタイトルの期待ハズレの「ガッカリ大通り」のとおりの期待ハズレにならなければよいのですが…。